分類級って何?
〜心理学者におこられそうなこと〜
「分類級」というのがあります。 それは、少年をタイプ別に分類して、処遇の仕方を変えようというもので、鑑別所の心理技官が判定します。それによって、送られる少年院も変わります。 まず年齢で、
に分けられ、 さらに女子少年は 「J」…女子。の略 がつきます。 そして、その犯罪内容・資質・能力から、
がくっつきます。 つまり、男子で14歳で短期なら「AS」、 本当はその後に数字がついて、もっと細分化されてるんですが、めんどうなので省略! と… こういうことを人権論的心理学者に言うと「類型化は危険だ!心理テストや血液型判断のようなものだ!」とおこられてしまうのですが、 現場では実に有益なのです。 たとえば「H」に理で説いてもダメですし、「P」ならなおさらダメです。「O」や「S」は賢いのでわかってくれますが、わかったふりもできます。根性が悪い「G」なら、さらにうまくいい子ぶるでしょう。 まあ人間ですからそんなきれいに分かれるわけはないので、 要領が悪すぎて「あいつ、Hじゃないか?」と言われているVがいたり、逆に限りなくGなところがあるVがいたりします。 もしお近くに心理技官や法務教官がいたら、「私の分類級は何?」と聞いてみてください。相手が自分をどう思っているかがわかります。ちなみに法務教官はすべからく「G」のケがあると思われますが、私は「H」しかも「H1」が入っていると言われるので心外です。 ちなみに上記アルファベットの由来、上の説明はほとんどうそですが、ひとつだけ正しいものがあります。マジかよ。 |