法務教官になるための
 超完璧な進路えらび(?)


   これで面接は一発楽勝だ!!

   法務教官仕様の超完璧人生。重要ポイントは赤、解説はカッコ。
   先に申し上げておきますが、これをおすすめするわけでは決してありません。

* *

 幼少期 …人格形成期には円満な家庭で育っておく。上はなく、弟と妹がいる。
          (精神的健康。兄貴・姉貴的な責任感と雰囲気)

 小学生期…非行も問題行動もなく、いい先生にめぐまれて、友達をたくさん作る。
          (社会性良好。信頼感形成。)

 中学生期…両親が離婚して貧乏になり、ひととおりの苦労をする。
          (貧乏体験。)
        部活はラグビー部か陸上部。いいガタイになる。
          (体力勝負。)
         いじめにあって自殺未遂をし、
          (どん底体験。)
        一回だけひととおりの非行に走ってみるが、
        シンナーの怖さや暴走族のくだらなさに気がついて
すぐやめる
          (どんなものか体感。前科がつかないよう注意。)
        ガソスタや土木関係などでバイトをする。
          (少年が行きそうなとこ。)
        友達は高校進学はせずにいろんなところで働き始めており、
        中卒で働ける職場の情報を集めるが、結局高校進学をする。
          (進路指導に役立つ。)

 高校生期…母親が再婚して金の心配はなくなる。
        
犬をたくさん飼っており、毎朝の散歩はひもをつけずに行う。
          (逃がさないようにする練習。指導力もつく。)
        男性は野球部かサッカー部、女性は水泳部かソフト部かバレー部に入る。
          (体育指導に必要。)
        ボランティアを積極的に行う。
          (ボランティア精神を養う。)
        彼女が援助交際をしていた、
        もしくは彼氏が暴力団に誘われていたのでやめさせる。
          (教育の実践。)

 大学生期…教育系の大学の、体育学部に入る。
          (教育学より体力勝負。)
        外国語は英語などやらず、ポルトガル語を履修。さらに空手部に入る。
          (ブラジル人少年はとても多い。あと保安。)
        勉強はそこそこに体力をつけ、様々なバイトをするなかで、
        
クリーニングの免許・大型車の免許・危険物の免許・ヘルパーの免許など取得。
          (少年院で資格受験のための指導をする。)

 卒業後…何年か営業系のサラリーマンもしくは教師をする。
         (社会常識と口のうまさを身につける。)
       残業も接待飲み会も多い職場だが、
       やりがいを持っているため文句ひとつ言わず勤め上げる。
         (これに比べればまし、と思えるような環境だとさらによい。)
       手を抜くとかさぼるとかは考えもせず、上司の言うことは絶対聞く。
         (体育会系日本人的タテ社会に順応。)
       ポルトガル語は完璧。また、趣味で登山と陶芸とレース編みを始める。
         (陶芸やレース編みをさせる少年院もある。)
       結婚を前提に付き合っている人がいる。それか結婚して子供も作っておく。
         (法務教官になれば出会いなどない。)

 何年か後…かねてから関心を持っていた少年犯罪。
        
教育の熱い志の元に、法務教官を受験。努力の甲斐あって受かる。

* *

    …どうです、すごいでしょう。

    この人はきっとすぺしゃるすごいスーパー法務教官になると思います。
    でも、もし本当にいたら、蹴りたおします。


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